電子工作で大活躍の安定化電源.今回はWANPTEK DPS3010Uを購入しましたので紹介します!
こんにちは!電子工作では安定化電源をよく使いますよね?
これまでは自作の安定化電源や電池を使っていましたが,先日壊れてしましました…良い機会なので安定化電源を購入してみました.
目次
安定化電源とは

安定化電源を簡単に説明すると欲しい電圧や電流を出力できる電源装置になります.
購入する際は出力できる電圧や電流の幅,どのくらい細かく設定できるか,設定した値と実際の値に差がどのくらいあるかといった点に注意して下さい.
直流安定化電源 WANPTEK DPS3010U
今回購入したのはWANPTEK製の直流安定化電源(DPS3010U)になります.出力電圧は10〜30V,出力電流は0〜10Aになります.今回はAmazonで購入しました.

DPS3010Uの製品仕様は以下の表のようになります.
項目 | 値 |
---|---|
出力電圧 | 0〜30V |
出力電流 | 0〜10A |
出力スイッチ | 無し |
出力端子 | アース端子 / ー端子 / +端子 |
電源スイッチ | 有り |
USB出力 | 有り(USB-A 1つ) |
サイズ [mm] | 225 × 90 × 145 |
重さ [kg] | 1.6 |
このモデルでは電源スイッチはありますが出力スイッチが有りません.電源を入れるとすぐに出力されてしまいます.そのうち改造して出力スイッチを付けたいですね.
USB出力は電子工作で時々使いたい場面があるので便利ですね.また,アース端子を使用するためにはコンセントに電源ケーブルのアース端子を接続する必要があるので注意して下さい.

DPS3010Uは調節用つまみが4個と出力プラグが3個,出力スイッチ1つ,USB-AのOUTPUT端子1つ,CC-OCPスイッチ,電圧計,電流計,消費電力計で構成されています.
調節つまみは電圧調節用と電流調節用があります.それぞれ全範囲調節に加えて微調節用のつまみがついています.微調節つまみがあるので,簡単に出力電圧と出力電流を細かく設定出来ます.
CCとOCP
CCとは定電流モードのことで,出力が設定した電流値を超えないように制限されます.設定値以上電流を引き出そうとすると出力電圧が下がっていきます.
OCPは過電流保護回路でCCと異なり出力電流が設定値を超えると出力を停止します.

電源プラグはよく見かける3本のケーブルです.アース端子は電源ケーブルの先についています.また,100Vと200Vの変換スイッチも背面についています.日本は100Vなので115V にセットします.


電源プラグの下にフューズボックスが収納されています.もし動作しなくなったら一度フューズが切れていないかを確認してみてください.
フューズは両端が導通すれば正常で,導通しない場合はフューズが切れている状態です.
フューズを始めとした安全装置は,機器に問題が生じた場合に強制的に電源を落とす最終保護装置の役割があります.
フューズが切れた場合は電源を含めて何らかの問題が生じている可能性があります.原因が特定できない場合は使用を停止した方が安全です.
問題が生じた時に原因を特定するのも電子工作の醍醐味ですが・・・安全には注意を払って楽しみましょう
WANPTEK製の直流安定化電源(DPS3010U)を購入しました.出力電圧は10〜30V,出力電流は0〜10Aになります.
通常の調節ネジに加えて微調節ネジが付いているので,細かく設定出来ます.しかし,電源スイッチはあるものの出力スイッチが無いのでやや使いにくいです.