PCなどの停電対策として自宅に無停電電源装置(UPS:uninterruptible power supply)のCyberPower CPJ500を導入しましたのでレビューしていきたいと思います.
目次
なぜ購入に至ったのか
こんにちは!最近はテレワークや遠隔授業などで自宅にいる方も増えてるかと思います.そこで問題となるのが家庭内停電ではないでしょうか?
電化製品の電子レンジやポット,炊飯器で電気を使いますよね.さらには夏場のクーラーや,冬場の電気ストーブをつけると思います.ブレッカーが落ちてしまった経験は無いでしょうか?
ブレッカーが落ちると有線やWi-Fiが切れてテレワークや遠隔授業が切れてします.これは由々しき事態ですね.この対策として,停電対策に無停電電源装置(UPS:uninterruptible power supply)を導入しました.
無停電電源装置(UPS:uninterruptible power supply)とは何かというと,様々な理由でコンセントからの電源が安定して供給されたくなったときに,内蔵バッテリーから電力を供給する装置になります.
UPSがない場合に停電するとどうなるでしょうか.


UPSが無い場合は,例えば電子レンジや炊飯器,洗濯機などを同時に動かしたときにブレッカーが落ちてしまいます.ブレッカーが落ちてしまうと,コンセントに繋がっている電化製品は当然止まってしまいます.
もしPCで作業をしていたら,保存していないデータが消えてしまいますし,大切なビデオ会議が途中で切れてしまいます.


通常時は普段と何も変わりませんね.一方停電時はUPSに接続された電化製品は一定時間動作できます.UPSに内蔵されたバッテリーから電力が供給されている間にデータの保存やブレッカーを再度ONにする時間を確保することが出来ます.
CyberPower CPJ500
今回はUPSの中からCyberPower CPJ500を購入しました! CyberPower CPJ500を選んだ理由などを含めて説明していきます.
内容物は本体と,3穴コンセントから2穴コンセントに変換するコネクタ,説明書等の書類,USBケーブルが付属しています.


USBケーブルは,電源喪失時にPCなどを安全にシャットダウンするために使用します.今回試していませんが,UPSとPCをUSBケーブルで接続し,専用のソフトをPCにインストールして設定することで使用できる機能になります.
正面にディスプレイとスイッチ,側面や上面,下面には特に何も有りません.背面にコンセントの口が6口あります.


背面は大きなアダプタが接続できるようにと2口が離れています.
しかし,UPSの電源ケーブルがあるため実際は大きなアダプタを接続することは出来ません.これは改善していただきたいところですね.

左側面には横置き用の足がついています.
CyberPower CPJ500の製品仕様を簡単に紹介します
項目 | 値 |
---|---|
電源容量 | 500AV / 300W |
UPS給電方式 | 常時商用 |
出力波形 | 正弦波 |
外寸法 | 92 × 165 × 280 |
重量 | 3.69 kg |
動作時間(半負荷 / 全負荷) | 10分 / 3.5分 |
電源容量とはUPSから出力可能な電力を示しています.AV(アンペアボルト)とW(ワット)で記載されています.日本の場合は基本的にWで見ると良いでしょう.
家庭のコンセントは100Vですので,合計で300Wまで接続できます.また,ブレッカー的に言うと3Aまで使用できます.
給電方式は常時商用です.通常時は家庭のコンセントから流れてくる電力をそのまま出力します.
停電時はUPSの内部バッテリからの電力供給に切り替えます.この方式は瞬電といい,切替時に一瞬電力が止まる現象が発生します.基本的にPCなどが落ちることは無いと思いますが,瞬電が許されない機器をつなぐ予定の方は注意して下さい.
出力波形は正弦波になります.家庭のコンセントは正弦波となりますので通常通り電化製品を接続することが出来ます.
外寸法は記載の通りです.それなりに大きいので事前に置き場所を確認すると良いでしょう.
重量は約3.7kgなのでかなり重たいです.ですが,一度置いたら基本的に動かすことは無いので大丈夫でしょう.
動作時間は出力できる電力の半分(約150W )で10分,最大出力(300W)で3.5分となります.
出力はコンセントが6口あります.なので,6台の機器に接続する事が出来ます.ちなみに全てのコンセントが3口タイプです.
正弦波と矩形波について
正弦波は滑らかに電圧が変化します.一方矩形波はスイッチをON-OFFするように電圧が急激に切り替わります.(厳密な話は長くなるので割愛します・・・)

電化製品の中には矩形波では動作しないものがあります.矩形波を出力するUPSを購入する際は使用する予定の機器が使用可能か確認して下さい.
電源に接続した状態で左のON/OFFスイッチを押すことで起動します.電源が入っている状態で右のMODEボタンを押すことで状態の確認や設定を変更することが出来ます.

状態の確認では入力電圧,出力電圧,出力電力容量,出力可能時間,バッテリー充電率などを見ることが出来ます.
CyberPower CPJ500は内蔵バッテリーへのアクセサリが容易です.底面のネジを1つ外してスライドするとバッテリーにアクセス出来ます.

型が適合する市販の鉛蓄電池に自分自身で交換することが可能です.
今回は無停電電源装置CyberPower CPJ500の購入レビューをしてきました.CyberPower CPJ500は正弦波出力としては非常に安価に入手できます.
家庭の電力消費が増える冬場や夏場の停電対策,雷や災害時の一時的な停電の対策などに導入してみてはいかがでしょうか.